アルコール駆動開発では、純アルコール換算で15mlまでのアルコール飲料を摂取することになります。では、純アルコール換算で15mlというのは、どれくらいの量なのでしょうか。
ひとつの目安は、アルコール度数4%の飲み物です。アルコール度数4%のアルコール飲料350mlで、純アルコールは14mlとなります。
アルコール度数4%のアルコール飲料には、
などがあります。
日本では、アルコール飲料に含まれるアルコールを「度数」という形で表します。度数は、アルコールの体積濃度を百分率で示したもので、単位は「度」もしくは「%」です。
アルコール飲料とアルコール度数から、純アルコールの体積を求めるには、
アルコール飲料の体積(ml) × アルコール度数(%) ÷ 100 = 純アルコールの体積(ml)
を計算します。例えば、350ml缶のビールで、アルコール度数が5%の場合は、
350(ml) × 5(%) ÷ 100 = 17.5(ml)
となり、純アルコールは17.5mlであることがわかります。アルコール度数5%のビールを1缶飲むと、15mlをオーバーしてしまうため、アルコール駆動開発には適さない、ということです。
アルコール駆動開発の上限である15ml以内に収めるためには、アルコール飲料を何ml摂取すればいいのかを、アルコール度数から求めることができます。
1500 ÷ アルコール度数(%) = 適正な摂取量(ml)
例えば、アルコール度数40%のウイスキーであれば、
1500 ÷ 40(%) = 37.5ml
となります。つまり、ウイスキー大さじ2杯半が上限となります。
Appendixにアルコール飲料の銘柄&度数一覧をまとめました。適正摂取量の目安にお使いください。